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いろいろと備忘のための

Skeletons and the Kings of All Cities - Lucas

Lucas

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Tomlabから次作が既にリリースされていますが、より好みなこちらを紹介します。名前が長ったらしい上に、アルバムをだすごとに名義が変わるのでややこしい(笑)。基本的にはMatt Mehlanのソロ名義skeletonsに、アルバムごとにいろんなメンバーが参加する流動的なユニット(?)みたいです(海外サイトをなんとなく調べた記憶を頼りに書いてるので、かなりいい加減です)。


エレクトロニカのレーベルをいろいろ調べてるときに、ghostly internationalなるレーベル知って、「基本はテクノ/IDMだが、アヴァン・ポップのリリースもしている」というところに親近感を持ちました。ロゴのおばけも、かわいいんですよね〜笑


まず、このボーカルの声が好み。基本的にこういうささやくようなボーカルは好きなんですが、ヘンな音楽性なのに、ちゃんと歌ってるところが好みなのかも。


曲のほうは、音響的なひらめきに満ちた楽曲とアレンジがかっこいいです。「明瞭ながら、生々しさの残ったサウンド・プロダクション」は好きなアルバムになる条件のひとつかも。音の分離がよく、立体的で音質がかなりいいので、色んな「おと」のアンサンブルを楽しめます。


あと、「遷都くん」的なきもさというか、乗り物酔いのようなバッドトリップ感?が気持ち良い。でも意外と美しい曲もあったり、the sea and cakeやトクマル・シューゴのような流麗さもあるという、よくわからない音楽性です(笑)



しかし、絶賛したい気持ちと裏腹に、「こういうのに惹かれる自分の気持ちは何なんだろう?」と疑問にも思う。奇をてらっているだけ、「こんなマニアックなの聴く自分はかっこいい」的な中二病なんだろうかとも思ってしまう。 …それはともかく、「クッキーシーン」とか読む方は、きっと気に入るかと思います。以下のレーベルサイトで試聴できるので、是非。
http://ghostly.com/releases/lucas