bob bylan - blood on the tracks
- アーティスト: ボブ・ディラン
- 出版社/メーカー: Sony Music Direct
- 発売日: 2005/09/21
- メディア: CD
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ボブ・ディランを初めて聴いたのは中学二年生のころでした。
ビートルズに出会って、60年代から現代に至る洋楽という、まったく未知の世界に出会った頃で、ローリング・ストーンズやザ・フーとともに知ったんだと思う。
○○町立図書館で、「血の轍」というタイトルと、かっこいいけどどこか変なジャケットを見て、興味を持ちました。手に取ったとき、自分とは結びつきようもない、過去にひっそりと取り残された作品に触れるというか、そんな感覚を抱いたような気がします。(もっとも、ボブディランの代表作のひとつだから、全然ひっそりしてないんですが。)
内容も、割とすぐに気に入った記憶が。彼の代表作といわれる『追憶のハイウェイ』など60年代半ばの諸作とかは全然ピンとこなかったのに。たぶん、録音の状態が良かったから、洋楽初心者には入りやすかったのかも。
今では聴き返すことはほとんどないですが、作品から受け取ったにおい、印象が、ふとよみがえることがあります。私にとっての音楽のベースとなる「原風景」のひとつとして、頭のどこかに残っているんだろうなあ、と思います。
そして余談ですが、このアルバム、「ミュージシャンの失恋後のアルバムは名作になる」という,個人的な法則の典型でもあります(笑)。