2014読書 1 翁邦雄『日本銀行』
昨日の記事で2014年に読んだ本リストを並べて見ましたが、できる限りそれぞれの本の感想を書いていけたらと思います。事情もあって本を参照しながら書くことはできないので、必然的にネタバレの少ないブックレビューになるかと。記憶を頑張って辿って見ましょう。
- 作者: 翁邦雄
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2013/07/10
- メディア: 新書
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この本は正直あんまり内容は覚えていない。ただ筆者の翁邦雄の著書『ポストマネタリズムの金融政策』は、ややテクニカルながらも近年の金融政策の理論的効果とか実際の動向などが整理されてまとまっていて良かったので、この新書も読んでみたのだと記憶している。
内容は確か、そもそも中央銀行とは、日銀とは、から始まり、実務的に日銀が何をしているところなのかといった内容も織り込みながら、バブル崩壊以降の金融政策についても包括的に述べられていて、新書としてよくまとまった良い本だったという印象です。
そもそも私は金融政策絡みの書籍を年に2、3冊は読んでしまうのですが、そのモチベーションは、やっぱり経済学部を卒業してながら日経新聞でわからんところが多い、日経新聞とかモーニングサテライトとかをもっと理解したいってところが根っこにありますね。マクロ経済学の、乗数効果の計算とか大学で頑張ってやりましたが苦手でしたし、三面等価の原則は当時ちんぷんかんぷんでしたし。
どちらかというと産業組織論とか環境経済学とか公共政策論たかミクロ寄りのトピックスの方が好きでした。
私と同じように経済ニュースをより理解したい人、ビジネスマンとして経済を勉強したい方はまずこういった金融政策絡みの書籍を読まれることをお勧めします。