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いろいろと備忘のための

『軍師官兵衛』最終回

軍師官兵衛』、最終回なのでちゃんと見ました。秀吉が死ぬくらいまでは、毎回欠かさずフルで見ていたのですが、以降は私生活上の理由もあって見たり見なかったりでした。

安国寺恵瓊と長政のやりとりが少しでも見られてよかった。安国寺恵瓊は何気に最初期からのレギュラーキャラですからね。

・如水と家康のくだりは、このドラマらしいとってつけたような表面的な綺麗事な描き方でセリフの内容には全く心を動かされませんでしたが、寺尾聡の立ち振る舞いにはこころを動かされました。

岡田准一の演技は個人的に好きですが、この人は年齢に合わせて声を変えたりとか、時代劇らしい重厚な喋り方とかは苦手なんですかね。どうしても喋り方が現代っ子っぽく見えてしまった。 まあでも、不器用ながらも感情の訴え方が上手い俳優なんだ、って甘い目でみながら見ていた一年間でした。

・個人的に好きだったシーンは、如水と長政の和解というか、死の二ヶ月前のシーン「お前はわしを超えた」はちょっと泣きそうになりました。えてしてこのドラマは人間描写がわかりやすすぎるところがあるんですが、長政が(いいように利用されつつも)家康の下で手柄を上げて行く様と、それが如水の思惑と相容れない感じをずっと描いてくれていたので。最後に父からの労いの一言を聞けて長政良かったね、と素直に思えるシーンでした。まさか、ここでの下りが数分後の伏線だったとは思いませんでしたが、、(ってか、15分延長とは知らず)

・如水の死後、大坂の陣をエピローグ的に挿入してきたのは意外でした。二年後が『真田丸』なのでやらないかと思った。そして長政と後藤又兵衛の別れが描かれるんですが、司馬遼太郎『城塞』を読んだばっかりなので、このシーンだけで泣けました笑 『真田丸』での又兵衛も、塚本高史に演じて欲しいなあ。

一年間面白く見ることができました。大河ドラマを一年通して見たのは初めてでした。歴史に興味を持つことができたので良かったです。