経済学における構造主義
(構造主義は)デカルト以来の理性主義と19世紀歴史主義を、ヨーロッパ中心主義として相対化しようとしている。諸現象の背後に隠されている不変的深層構造を追求するという研究方法をとる。(中略)アルチュセールは構造主義の方法によりマルクスを読み直し、マルクス主義からヘーゲル的要素を払拭すべきことを主張して、マルクス主義の経済学と政治学に衝撃を与えた。経済学における象徴の問題を論じるボードリヤールにも、構造主義は深く浸透している。
結局、アルチュセールとボードリヤールなのですね。「開発経済学における構造主義」についても説明が欲しいところ。
- 作者: 経済学史学会
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